白蘭×骸

僕の半径5メートル
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「・・・・ねぇ、骸くん。」

少し気にくわなさそうに呼びかける白蘭に骸は

「なんですか・・・・」
と、そっけなく返事した
その返事に白蘭はますます機嫌を悪くした

「っどうして僕からそんなに離れてるのっ??!」

白蘭が言ったとおり、朝からずっと骸は5メートルは近づいてこない

「・・・・だって・・・」

「だってなに??!僕なんかしたっけ?」

白蘭が混乱して壊れそうになったとき骸は口を開いた

「・・・綱吉くんが、言ってました・・・」
聞こえるか聞こえないかぐらいの声で言った骸はどこか少し怖がっているようだった

「・・・綱吉くんって、ボンゴレだよね。綱吉くんがなんていってたの?」

骸の様子を理解した白蘭はなるべく穏やかに聞いた

「・・・あんまりくっついてると、嫌われちゃうかもよ?って・・・・」

「(ったく、綱吉くんはまだ骸くんのこと好きなんだね)
・・・そうなんだ。」

はい、と骸は呟いてせっかく近づいていた距離をまた大きくはなした

「・・・骸くん、そんなに離れたら嫌いになっちゃうよ?」

「え・・・・・。」

そういってこっちを向いた骸の顔は驚いたような悲しそうな顔をしていた

「フフッなんて顔してんの。冗談だよ、・・・でもホントに近づいてくれなきゃ僕他の人のトコ行っちゃうよ?」

「っイヤですっっ!!絶対イヤですっ!・・・・でも、白蘭は嫌じゃないですか?」

骸がそういうと白蘭は首を振って まさか、と言った

「・・・じゃあ、近づいてもいいんですか?嫌いになりませんか?」
痺れをきらした白蘭はため息をついて、骸を抱きしめた

「ったく、骸くん?さっき言ったでしょ?僕は骸くんの近くにいたいの。」

「うぅ・・・びゃくらん〜・・
やっと、ふれられましたぁ・・・」

子供のように泣く骸の頭を優しくなでた

「あ〜ホラ泣かないのっ!もー骸くんったら・・・」

「白蘭・・・キス、してください・・・」

めったにない骸からのお願いに白蘭はとても驚いた

「うん、もちろん。」

そういって白蘭はかるくて甘いキスをした
すると骸は顔をほんのり赤くして優しく笑った

「・・・ありがとうございます。」

「どーいたしましてっあ、骸くん綱吉くんに言われたことは信じちゃだめだよ?」

「?わかりました・・・」


END

おまけ

「白蘭に綱吉くんが言うことは信じちゃダメっていわれました!」

「え・・・ちょ、骸??!」

「では、また明日!」

「くっそ〜っ!あのましゅまろ男めっっ!!」




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