白蘭×骸

寝不足
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「あ、おはようございます。」

朝、いつものように挨拶をした骸に対して白蘭はいつもと違っていた

「・・・・・・・おはよう。」

いつもと違う雰囲気に骸は首を傾げた

「・・・なんか、ありましたか?すんごい暗いんですけど・・・」

骸が尋ねてみると白蘭は一瞬こちらを見たと思ったらまた、さっきまでの方向を見て

「別に何もないけど?」

と、落ち着いた声で言った

「そう、ですか。ならいいですけど・・・」

納得はしたもののやっぱり不思議ということに変わりは無い
とりあえず様子を見ることにした

・・・と、思ったけど骸は気になってしょうがないので、俯いたままの白蘭の顔を覗き込んだ

「貴方やっぱり変ですよっ一体どうしたんですかっ?」

白蘭は少し驚いたような顔をした。そして、骸に抱きついた

「んなっ白蘭っ?!ちょっ重いですっ・・・」

抱きついたというよりは骸の首に腕をまわしている感じなので結構重い

「あの、白蘭っ聞いてますかっ?!もうホントどうしたんですかぁっ」

「・・・骸くんが、悪いんだ・・・よ。」

やっと、理由を話してくれたと思ったら理解ができない言葉だった

「はぁっ?どうしてですかっ!僕がなんかしました?」

「・・・僕ね、寝不足なんだよ。」

そう言ったとたん白蘭は眠そうに目をこすりだした

「寝不足・・・?珍しいですね、貴方が・・・」

「っだってさ!骸くんがっあんなかわいい顔で僕の腕の中で眠ってるんだよっ?もう、僕理性と戦うのに必死だったんだからっ」

長々と話す白蘭に骸は呆れた。でも、少しは自分も悪いと思っているみたいだった

「そうですか、ごめんなさいね
・・・眠いんだったら寝たらどうです?」

「そうだねぇ、寝よう・・・」

軽く呟いてから白蘭はベッドにもぐりこんだ

「じゃあ、僕他の部屋行ってますね?」

気を使って言ったつもりだったが白蘭はそれを引き止めた


「骸くんがいないと眠れないよっ」


「・・・はぁっ!?結局どっちなんですかっ!!!」


END(強制終了)
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