白蘭×骸

エイプリルフール
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「あ、骸くんおはよー」

瞼を持ち上げると相変わらず白蘭はニコニコしていた

「・・・・おはよう、ございます・・・」

ボーっとした声で骸があいさつをすると白蘭は骸を抱きしめた

「・・・白蘭?いきなりどうしたんですか・・・」

「いやぁ、骸くんがかわいかったから、つい」

白蘭がそういうと骸は呆れ半分、恥ずかしさ半分でため息をついた

「もうそれ以上は言わなくていいですっ・・・・ところで今日は何日ですか?」

「んとねー、4月1日だよ?」

日にちを聞いた骸は微かに表情を崩した

「・・・・・おやすみなさいっ・・・」

表情を崩したかと思えば次の瞬間にはベッドにもぐりこんでいた

「はぁ?ちょっとっ!骸くん?!もう朝だよっ?」

「貴方だけ起きていればいいじゃないですかっ!っとにかく、僕は明日まで寝ときますっ」

全く状況がつかめない白蘭はとりあえず寝たふりをしようとしている骸の横に座った

「・・・まだいたんですか・・・」

「ひどくないっ?ていうか、まだ1分くらいしか経ってないよ?」

骸の言葉に軽くショックを受けた白蘭はちょっと大人しくなった

「クフフ・・・ごめんなさい、
白蘭。」

「まぁ、別にいいけどさ・・・ところでどうしたのさ、今日は・・・」

「・・・今日は4月1日なんでしょう・・・?」

4月1日の意味がまだわからない白蘭は頭を必死にフル回転させた

「あぁ・・・エイプリルフール・・・」

答えにありついた白蘭は骸に尋ねた

「・・・それがどうかしたの?」

骸は躊躇しながらも口を開いた

「・・・嘘は・・・嫌いです・・」

俯いて言う骸の頭を白蘭は優しくなでた

「・・・・白蘭・・?」

「もうっ、骸くんっかわいいーーっ!!」

ついに堪らなくなった白蘭はまた骸を抱きしめた

「んっ!白蘭っ苦しいですっ!!」

抵抗する骸を無視して白蘭は話を続けた

「大丈夫だよ骸くん。僕が骸くんに嘘つくわけないじゃないっ」

その言葉に安心したのか骸はやわらかい笑顔になった

そして、その骸を白蘭はさっきよりも強く優しく抱きしめた


END
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