白蘭×骸

僕の理由 (骸語り)
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最初は掴めないやつだと思った

すぐにでも殺されるだろうと決心した・・・なのに僕は生きてる

理由は気に入ったから・・・
馬鹿にされてるのかと思って嫌でいやでしょうがなかった

でも、生きてるということは逃げ出すことができる、そう考えた

すぐにでも逃げることはできたハズ。でも僕は逃げなかった・・・なぜなのでしょう

貴方が僕に好きと言うたび、僕の心の扉がきしむ
そして心を開いてしまいそうになってしまうんです

それを僕は何回も阻止した
たかが人1人に執着するなんて僕らしくない、その思いが僕の心を支えた

僕は貴方が嫌いだった、
でもなぜか嫌いになることができなくなった

僕を無理やりにでも犯して縛り付けてくれれば嫌いになれただろうに・・・

どうしてそんなに優しく接するんですか?
どうして僕なんかを好きなんですか?

貴方のその態度のせいで僕の扉は開こうとする

いつ完全に開いてしまうのだろう・・・と、いつもヒヤヒヤしていた

でも、ある日ついにこの扉は開かれてしまった

あれは、いつだったでしょうか・・・・
我慢ができなくなった貴方は僕に優しく口付けました

そしてその直後に言われた言葉が『ごめんね』でした・・・

僕は別に嫌じゃなかった、認めたくないけど、逆に嬉しかった気もした

いつも笑顔を絶やさなかった貴方のそんな顔を見るのは初めてで、やっぱり笑ってほしいと思った

そして気づいたら僕が貴方に抱きついていました


・・・はいそこでわかりました
僕は貴方が

    大好きなんです

END






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