1/1ﾍﾟｰｼﾞ目 「ムクロッムクロッ！！」 朝、僕は小鳥のさえずりで目が覚めた。 さえずりって言ってもしゃべってるけど・・・ まぁ、当たり前ですねヒバードだから。 僕は眠気で重い体を起こしヒバードと向かい合った、するとヒバードは口に加えていた封筒のような物をおいて飛んでいった その封筒には 「骸誕生日おめでとう！」の文字が。 そういえば今日は僕の誕生日だったなとか考えながら封を切った、中から出てきたのはたくさんの便箋。 僕は姿勢を正してその手紙を読み始めた。 「骸へ 誕生日おめでとう！ 俺さ馬鹿だから骸に何あげたらいいかわかんなくて、とりあえず手紙にみんなからの言葉書いてもらったから！ まずは俺からな！ えーと・・・改めて、誕生日おめでとう！これで何歳になるんだっけ？俺よりいっこ年上だったよな、悔しいけど。 いつも骸は、自分は年上だからって、俺に頼らないけど俺だってもう大人だよ（たぶん）？そろそろ頼って欲しい、俺的に。 そして、俺と結婚してほしいっ！！ 骸！お前美人で優しいからモテモテなんだよ。 そろそろ俺だけのものになれよ？ 沢田 綱吉より」 「ちゃおっす！ 骸Buon compleanno ！ いつも馬鹿でだめだめなツナが迷惑かけてわりーな、こう見えて俺もお前には結構感謝してんだぞ。 ま、これからもいろいろとよろしく頼むぞ。 リボーン」 「今日はお前の誕生日だな、 まぁなんていうかおめでとう。 お前１０代目にすっげーアプローチされてるな・・・ だからって、右腕の座はわたさねーからなっ！！！ お前は１０代目の右腕より俺の横にいるほうが似合ってんだ！わかったか？それじゃあなっ！！ 獄寺 隼人」 「おっす、骸！誕生日おめでとう！！ 祝いに寿司握ってやるか！生ものはＯＫだったよな・・・・？ 生もの食べれないとうちの嫁にはこれないぜ？だから、生ものぐらい食べれるようになっとけよ？！ 山本 武」 「骸！！！極限に誕生日おめでとうだなっ！！！ 俺はお前が生まれてくれて嬉しいぞっっ！！なんてったって、お前は強いからなっ！！ 俺の闘争心をくすぐるぞ！ ・・・だがな、お前をみてると胸がもやもやするのだ・・・。 これも、闘争心のひとつか？ うーむ、わからん・・・・ 笹川 了平より！」 「ムクローー！たんじょうびおめでとうだもんねー！！ ランボさんいい子だからムクロをいわってあげるんだもんねっ！！ それじゃ、またあめちょーだいね～。 ランボさんより」 「骸様、誕生日おめでとうございます。 さいきんたくさんの人から結婚しようだのなんだのいわれてるのね・・・ 骸様が愛されるのは私すごく嬉しい・・・だけど、私も骸様のこと好きなの。 ボスにだって渡すつもりはないわ・・・・。 クローム髑髏」 「やぁ、骸。 誕生日おめでとう。 なんか君沢田綱吉からプロポーズされてるじゃない・・・。 ちょっと、沢田綱吉！ 骸は僕のだから手ださないでよねっ！なんなら君を咬み殺してもいいよ？ 赤ん坊も・・・・僕だってやるときはやるからね、君にだって骸を譲るつもりはない。 あ、少し上の子とかぶちゃったかな？ それじゃあね骸。おめでとう。 雲雀 恭弥」 「よっ！骸、Buon compleanno！ お前、俺に誕生日ってことぐらい教えてくれたっていいじゃないかぁ！ ツナに知らされたときはびっくりして仕事に手がつかなかったんだぞ？ お、やべっ、今恭弥に「いつものことだろっ」って言われた・・・ この手紙を読んでいいのは骸だけだろっ！・・・と、いうことで、 これからもよろしくなっ！！ あいしてるぜ☆マジで。 ディーノ」 「骸さん、お誕生日おめでとうございます！ 今日は骸さんの誕生日ということでたくさんケーキ買ってきました！ チョコケーキからショートケーキまで、ホントたくさん！ あ、でも食べ過ぎて胃がデストロイしちゃダメですよ～。 太るのも禁止です！骸さんはキレイなままでいてください！ ハル 京子より」 Ｐ．Ｓ．みんな、ホールで待ってるから、はやく来いよ！！ みんなより 他にもたくさんの人からのメッセージ。 ひとりひとりの字がたくさん書き込まれたその手紙は、鼻で笑ってしまうような内容もあれば 恥ずかしいと思う内容もあった・・・でもそれら全部に共通して ”ありがとう” と、いう気持ちがあった。 証拠にほら、僕は今ホールに駆け出している。 扉に手をかけたのは”ありがとう”と言うために。 そして・・・・ 「骸っ！！誕生日おめでとう！！ それと、生まれてきてくれてありがとうっ！！！」 そして・・・ ”ありがとう” と、言ってもらうために。 ＥＮＤ [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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