2008年9月16日(火) 【人生のほんの小さな一部分】 彼を能天気なヤツなんて思わないでくれ ただ間抜けでいるのが好きなだけ 彼はみんなに希望を与えているようで 全然希望なんて与えられていない 明るい性格のようで底なしの絶望 が彼の身体 を支配する 見かけとは装うもので 本心なんて 本心なんて言えないよ 君たちの瞳の奥のほうにある輝きを誰も消すことはできない 僕でさえも 連中はいい商品を探して 金儲けを企んでいる ヤツらがほしいのは夢や希望を歌い一般から好かれる新型商品 彼らは売り物になりたいの？ 音楽の感が鋭いだくじゃダメみたいなんだ いくら曲や演奏がよくたって器用じゃない人間は 人生の小さな一部分を負担しなくちゃいけない 彼の脳は狂い出す 悲しみを知り 喜びを知り 心の痛々しい傷は癒えることなく ベッドに横になって霞みゆく部屋を見渡す 愛を永遠のものにしたい 誘惑に動じることなく いかなる運命であろうと 信念と向き合い 正しき道を進みたい 彼はそう文章を書き留める 不安が独り歩きしはじめて これから自分がどうなるか 小さな希望と 大きな不安で困惑し始める なにも無くしたくない 失いたくない 自分を見失うことが一番恐ろしい 太陽が昇る頃 彼は目覚めることなく その一生を終える 朝起きるのは辛いんだ 夏になったって彼の心は冷えきっている 彼が探しているただ一つの自由 そんなものはこの現代じゃどこにもない 9/1622:53 [ｺﾒﾝﾄする] [ｺﾒﾝﾄ(1)][更新通知] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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